山梨県の郷土料理「ほうとう」
山梨県の郷土料理に「ほうとう」があります。 ほうとうは小麦粉を練った生地で作った、幅が広い太麺をたくさんの野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込んだ料理です。2007年に農林水産省により各地に伝わるふるさとの味の中から決める「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれています。
そんな山梨で愛されているほうとうは観光客にも人気で、ほうとうが食べられるお店が県内に数多くあります。今回はそんなお店の中から山梨県山梨市にあります「歩成(ふなり)」に行ってきましたので紹介します。
お食事処歩成本店
▲歩成は山梨県内に3店舗を構える人気店です。今回は山梨市駅前にあります昭和54年創業の歩成本店に訪れました。
歩成本店は姉妹店と比べメニュー数が豊富で、ディナータイムは地元のお客様で一杯になるほど活気のある大衆食堂・大衆居酒屋となるそうです。
三連覇・殿堂入りの味「黄金ほうとう」
▲歩成は、ほうとう日本一を決める大会「昇仙峡ほうとう味くらべ真剣勝負」で、2011年から2013年の3年連続で1位に選ばれ殿堂入りをしています。
今回はそんな歩成自慢の三連覇・殿堂入りの味「黄金ほうとう」を食べてみました。
▲ほうとうを注文するとコンロと鉄なべが運ばれてきます。仕上げとして13分さらに加熱するそうです。途中フタがグツグツなってきたら吹きこぼれないように火を弱めて時間が来たら火を止めます。
▲そうして13分経ちフタを開けると熱々のほうとうが出来上がっています。こちらが「黄金ほうとう山梨ワイン豚入り(税抜き1200円)」です。
歩成のほうとうは「山梨ワイン豚」と「信玄どり」の2種類あります。今回注文した山梨ワイン豚の豚肉は、甲州ワインを実際に飲ませて飼育していて、肉質が柔らかく脂身もさっぱりしているそうです。
▲歩成のほうとうの味噌は、厳選した米麹の赤味噌、白味噌とシイタケと昆布を秘伝の比率でブレンドし、かぼちゃのペーストやアワビの肝ペーストを合わせた黄金色の特製味噌なんだそうです。そこに、京都の究極だしと合わせて、肉に野菜にキノコなどさなざまな具材も煮込まれています。
ここまでこだわって作られたほうとうは、それは殿堂入りもなっとくの味ですね。ホームページや訪れた際にもメニューに詳しく記載されていますので、目を通してその素材を感じながら食べるのもいいですよ。
そんなほうとうの汁は、やさしいほっとする味で鍋には結構な量があるのですが最後までくどくもならずに美味しく食べられますよ。
▲ 野菜の中でも特にかぼちゃは山梨では「うまいもんだよかぼちゃのほうとう」とまでいわれていて、ほうとうには欠かせないものなんだそうです。かぼちゃを入れる事でかぼちゃの甘味と甲州味噌の塩味が調和して深いコクと味わいが広がるそうですよ。
▲ ほうとうの麺は、うどんやそばと違って生麺をそのまま具材と一緒に煮込むので、汁にとろみがついて冷めにくいのが特徴なんだそうです。
麺にはコシはなくツルツルしていて食感はもちもちしています。一緒に煮込まれていたのもあって汁が良く絡んでいて美味しいです。
山梨のご当地グルメ「鳥もつ煮」
▲こちらは「鳥もつ煮」500円(税抜)です。鳥もつ煮も山梨のご当地グルメなんです。
鳥もつ煮は、新鮮な鶏のレバー・ハツ・砂肝を特製の甘辛いタレに絡めた一品です。添えられているのは自家製というフリルレタスにネギです。
▲僕は臭みのあるものが苦手なのでどうかなとも思っていたんですが、丁寧に下処理をしているとのことで、ぜんぜん気にならなく美味しくいただけました。
レバー・ハツ・砂肝のそれぞれの食感に旨味の違いも楽しく、濃い目の味付けでお酒のお供やご飯も進みそうな感じで美味しかったです。
殿堂入りの味を食べに行こう!
歩成本店は、JR中央本線の「山梨市駅」から徒歩2分という好立地のところにあります。駐車場もありますので車での利用もできますよ。
歩成本店では「ほうとう」の他にも定食や一品料理などメニューが充実しています。「黄金ほうとう」は姉妹店でも食べられますので訪れやすい店舗で食べてみてください。
ぜひ山梨県の歩成で、三連覇・殿堂入りの味の黄金ほうとうを食べてみてください!
お食事処歩成本店
- 住所
- 山梨県山梨市上神内川1234
- 電話
- 0553-23-0253
- 営業時間
- 【平日】11:30~14:00/17:00~24:00
- 【土日祝祭日】11:30~24:00
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 駐車場
- あり
- 公式サイト
- 歩成HP
- 通販サイト
- 公式通販サイト ・高島屋オンラインストア