夏季限定の幻の和菓子「水信玄餅」を食べに山梨県の「金精軒」へ早起きをして行こう!

金精軒の水信玄餅

※掲載している情報は記事執筆時のものです。施設や店舗の営業状況が変更されている場合があります。最新の情報は各施設や各店舗の公式ホームページなどでご確認ください。また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

金精軒の水信玄餅

山梨県北杜市にあります「金精軒」に「水信玄餅」を食べに行ってきました。

この水信玄餅は6月から9月までの土曜日と日曜日に1日700個しか販売されていない限定商品なんです。しかも賞味期限30分ということで、お土産やお取り寄せもできないので、実際に金精軒の店舗に行かないと食べられないちょっとした幻の和菓子なのです。

賞味期限30分

水信玄餅は日持ちや運搬などを一切無視して作られているのでお持ち帰りができないのです。常温にさらすと水が染み出し萎んでしまうほど少量の寒天で仕上げてあるため、30分ほどで本来の美味しさが損なわられてしまうそうです。

予約も受け付けていないそうで、1日700個が売り切れるまでに来店した人しか食べられないのです。

明治35年創業の金精軒製菓

金精軒の外観

▲そんな水信玄餅を販売している「金精軒」の台ヶ原本店は1902年(明治35年)6月創業で110年以上の歴史がある和菓子屋です。

金精軒は安全な和菓子作りを第一に考え、できる限り地元の食材を使い、防腐剤、人工甘味料を一切使わず製造しているというこだわりをもった和菓子屋です。そんな品質にこだわって厳選した素材だけでつくりあげている「信玄餅」や、地元の梨北米(りほくまい)100%のみでつくった数量限定の「生信玄餅」など販売しています。

水信玄餅の販売は「台ケ原本店」と本店直営の「韮崎店」の二店舗で行っています。今回は台ケ原金精軒 本店に行ってきました。

午前中には売り切れ

金精軒の水信玄餅の案内

▲台ケ原店は朝7時ごろから店頭で整理券を配っていて、整理券がなくなったところで水信玄餅は販売終了となってしまいます。日によっては開店前の9時で売り切れになってしまうときもあるとのことなので、時間はなるべく早いほうがいいと思います。

整理券をもらったら番号によって案内時間が決まっていますので、その時間にはお店の前にいるようにしましょう。

金精軒「水信玄餅」の並び

▲案内をされてからは順番に水信玄餅を渡していますので列に並びます。このとき屋根がない場所もありますので日焼けを気にされる方は対策をしっかりとしとくといいと思います。

そして、料金は前払いなので並んでいる間に用意しときましょう。水信玄餅は冷茶付きで税込み500円です。

南アルプスの天然水でつくられた水信玄餅

金精軒の水信玄餅

▲こちらが「水信玄餅」です。水信玄餅の透明感に冷茶も合わさって涼しげな感じがまさに夏にぴったりの商品ですね。

金精軒の水信玄餅のアップ

▲水信玄餅はまんまるでぷるっぷるっなんです。この透き通ってきれいな雫のような見た目はインパクトがありSNS等で話題にあがるのも頷けますね。

金精軒の水信玄餅の断面

▲寒天の量を限界まで減らしていて、ちゃぷちゃぷ揺れるほどの柔らかさが自慢なんだそうです。そんなギリギリの調整で柔らかいのにスプーンを入れても崩れないのが凄いです。

味はほんのり甘さはあるのですが雑味がなく本当においしい水を食べている感じで、口の中に入れるとすぐ消えてなくなってしまいます。この柔らい食感を表現するのは難しいのでぜひ実際に食べてもらいたいです。

この水信玄餅の食感にきなこの風味と黒蜜のコクのある甘さが引き立ってぺろっと美味しく食べてしまいました。

水信玄餅のおいしいひみつが書いてある立て看板

▲金精軒は名水百選「尾白川(おじらがわ)」に代表される南アルプスの天然水、「甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)」の伏流水(ふくりゅうすい)を使用しています。

もちろん水信玄餅にも使用されていて、この水だからこそのシンプルなおいしさなんだと思います。そして金精軒の自社農園で無農薬栽培された青大豆でつくられた「きなこ」に代々信玄餅用に使われてきた特製の「黒蜜」と、金精軒が原材料にこだわってつくり続けてきたからこそ出来た商品なんだと思います。

幻の和菓子「水信玄餅」を食べに行こう!

アクセス情報

車の利用
中央自動車道「小淵沢I.C」から国道20号線に入り、甲府方面へ約13Km(約20分)
中央自動車道「長坂I.C」から県道32号線に入り、白州方面へ約10Km(約15分)
中央自動車道「須玉I.C」から国道20号線に入り、諏訪方面へ約10Km(約15分程)
電車・バスの利用
JR中央本線「長坂駅」からタクシー利用で約15分
JR中央本線「日野春駅」からタクシー利用で約15分
JR中央本線「韮崎(にらさき)駅」から山梨交通バス下教来石(しもきょうらいし)」行き約30分「台ケ原上(だいがはらかみ)」下車、徒歩約5分
レンタカーの利用
韮崎駅周辺のレンタカー比較・予約
甲府駅周辺のレンタカー比較・予約

金精軒の台ケ原店へのアクセスは駅から離れているため、徒歩で向かうには時間がかかりますので車でのアクセスが便利です。金精軒の駐車場のほか近隣には市営の無料駐車場などもありますし、付近まで行くと案内看板も出ていますので安心ですよ。

バスの利用は時間がかかりますし朝早くの運行がないなど、水信玄餅が目的だと日によっては売り切れている可能性がありますので注意です。自家用車での利用でなければ駅からタクシーかレンタカーを借りて行くのがいいかと思いますよ。

2019年の水信玄餅情報

水信玄餅基本情報

販売時期
6~9月までの土曜日、日曜日の販売
祝日、お盆等が月~金曜日だった場合も販売は休止になりますので注意してください
価格
500円(冷茶付き)
販売場所
金精軒台ケ原本店
金精軒韮崎店
公式サイト
2019年の水信玄餅をお求めの方へ

2023年の水信玄餅情報

2023年の水信玄餅は、日時や価格、販売場所が増えているなど、提供の仕方が変わっています。詳しくは金精軒のホームページに記載されていますので、最新情報をご確認ください。

早起きをして行ってみよう!

金精軒台ケ原本店がある北杜市は緑豊かな自然に囲まれた気持ちのいい場所です。水信玄餅を食べ終わってもまだ午前中だと思いますので、日本の道百選に選ばれた甲州街道「台ヶ原宿」の風景を楽しみながら、付近を散歩やドライブをするのもいいと思います。

実際に行かないと食べられない夏季限定の幻の和菓子「水信玄餅」を、機会がありましたらぜひ早起きをして「金精軒」に食べに訪れてみてください!

台ヶ原 金精軒 本店

住所
山梨県北杜市白州町台ケ原2211
電話
0551-35-2246
営業時間
9時~17時
定休日
木曜日・1月1日(元旦)
アクセス
【車】中央自動車道「小淵沢IC」から約20分、「長坂IC」・「須玉IC」から約15分
【電車】JR中央線「長坂駅」・「日野春駅」からタクシーで約15分
【バス】JR中央本線「韮崎駅」から山梨交通バス「下教来石」行き約30分「台ケ原上」下車、徒歩約5分
公式サイト
金精軒HP

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