国指定史跡・吉見百穴
埼玉県の吉見町にある国指定史跡の「吉見百穴(よしみひゃくあな)」に行っってきました。
吉見百穴は今から約1400年前の古墳時代後期(6世紀-7世紀頃)の横穴墓群であり、大正12年に国史跡に指定されています。明治20年(1887年)に東京帝国大学(現東京大学)の大学院生であった坪井将吾郎が地元の人々の協力を得て全面発掘を行い、237基の横穴を発掘したそうです。
現在は237発掘されたうちの219基の穴が確認でき、その穴数は国内最大規模なんだそうです。吉見百穴では、そんな穴だらけな不思議な光景を見物することができます。
斜面を階段で上がることができ、一部の横穴には入って観察できるようになっています。
穴を実際に観察すると入口も約1メートルと小さく、中も腰をかがめてやっとはいる大きさです。
こうして見ると明治時代にはコビトのような日本の先住民族「コロボックル」の住居として作られたものではないかといった説があったというのもうなずけますね。
▲そして、さらに階段を上がっていくと景色の良い見晴らし台にいけますよ。こうして見てみると結構な高さまで上がってきたなと思いますね。
中に入るとひんやりな地下軍需工場跡地
吉見百穴では史跡だけではなく戦時中に作られた地下軍需工場跡も見物することができます。
しかし、残念ながら2018年10月現在は点検・調査のため、地下軍需工場跡内には立ち入りができないとのことで覗けるだけになっています。ですが、雰囲気は味わえるのでぜひ涼風が吹き出す感じなど体験してみてください。
点検・調査中かどうかはご確認してから訪問するようにしてくださいね。また、立ち入りが開始された時には再訪問して記事にも上げたいと思います。
地下軍需工場跡
- お問い合わせ先
- 0493-54-5027 (地域振興課商工観光係)
天然記念物「ヒカリゴケ」
ヒカリゴケはその名の通り光を反射して光るコケです。
関東地方の平野部で自生している「吉見百穴のヒカリゴケ」は植物分布上も極めて貴重な存在ということもあり昭和3年11月に国指定天然記念物に指定されています。
ヒカリゴケの生育には年中一定の気温と湿度を保つ環境が必要で、そうした条件を満たした横穴内にヒカリゴケが自生していて実際に見ることができます。
▲この写真では申し訳ないですがわかりづらいですね。奥の方にあるのがヒカリゴケです。
ぜひ、実際に足を運んでご自分の目で確かめてみてください!
岩室観音にはハート型の穴!
吉見百穴を出てすぐ歩いた所に「岩室観音(いわむろかんのん)」はありますのでぜひ足を運んでみましょう。
▲岩室観音には四国八十八か所めぐりと同じ功徳を得られるという石仏が祀られています。
さらに、安産にご利益のあるハートの形をした「胎内くぐり」があります。
▲こんな感じで本当にハートの形に見えます
ここをくぐると「諸難(しょなん)を除き、安産その他の願いごとが叶うと言われて居ます」とのことなので足元に注意してくぐってみてください。
岩室観音はパワースポットとしても注目されてますのでぜひ寄ってみましょう。
岩室観音
- 住所
- 〒355-0155 埼玉県比企郡吉見町北吉見
- 参考サイト
- 吉見町役場 岩室観音
子供も大人も楽しめる吉見百穴にぜひ行ってみよう!
吉見百穴にある吉見町埋蔵文化財センターでは勾玉や埴輪(はにわ)づくりを体験することができます。
センターの入館は無料です。町内の貴重な文化財の展示もしていますので興味のあるかたは寄ってみましょう。
自分が訪問した時も小さな子供達が楽しそうに体験をしていましたよ。料金もお手頃なので家族で来るのもおすすめだと思います。
吉見町埋蔵文化財センター
- 住所
- 埼玉県比企郡吉見町大字北吉見321番地
- 電話
- 0493-54-9111
▲なりきり古代人なんて体験もできます。
▲こんなハニワもどこかにいますので探してみてください
観覧料は大人が300円で小人が200円、小学生未満無料です。駐車場もありますし駅からバスも出ていて気軽に楽しめて学ぶことができますよ。
こんな見どころもたくさんある子供も大人も楽しめる吉見百穴にぜひ行ってみよう!
吉見百穴
- 住所
- 埼玉県比企郡吉見町大字北吉見327
- 電話番号
- 0493-54-4541
- 営業時間
- 午前8時30分~午後5時
- 入園料
- 中学生以上:300円 小学生:200円 小学生未満:無料
- 休園日
- 年中無休
- 参考サイト
- 吉見町役場 吉見百穴/ヒカリゴケ
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